アビリンピック2012
10月20日~10月22日にかけて、長野で行われた「アビリンピック2012」。
アビリンピックは、日ごろから培ってきた技能を競い合う競技大会です。
弊社からも、このアビリンピック全国大会のデータベース(Access)部門に出場する選手がいましたので、応援を兼ねて取材に行ってきました。
長野は思ったよりも暖かく、快晴に恵まれました。
会場は長野県のビッグハット、ホワイトリング。
長野五輪のマークが印象的な、とても大きな会場です。
開会式と閉会式のみ、ホクト文化ホールで行われました。
こちらは、ビッグハットの入り口です。
アビリンピックのキャラクター、「わざまる」君が、元気に手を挙げている看板がとてもかわいいです。
各県を背負って頑張る選手たちが集うこの会場には、たくさんの人が応援に来ていました。選手たちは、自分の県のロゴが入ったジャンパーを着て、競技に臨みます。
少し見えづらいですが、高知県のロゴ入りのジャンパーを着た、下田選手です。
とってもお似合いです。
みんなと一緒に笑顔で昼食。少し緊張しています。
データベース(Access)種目は、高度なPC技術を要する競技です。
競技時間は、朝9時~12時までの3時間。
この間に、データの流れを中心に図示したDFD(Data Flow Diagram)とシステム手順書で示された内容をもとに、Microsoft Accessを使ってシステムを作成します。
このアビリンピックの競技のために、みんな1年間がんばりました。
会場内は、張り詰めた空気が漂い、緊張感がひしひしと伝わってきます。
彼の競技結果は、惜しくも「努力賞」!
審査員からは、「機能面では満点」という評価をいただき、金賞におとらぬ、1年の努力の成果だったと思います。
アビリンピックはさまざまな競技種目があります。
タオルをリズム良く正確に畳んでいく「クリーニング」、「喫茶サービス」、「洋裁」や、パソコンの技能を競い合う、「ワードプロセッサ」、「データ入力」、「DTP」、「機械CAD」等々、約20種目の競技が開催されていました。
すべては紹介できませんが、一部を紹介いたします。
喫茶サービス ワープロ入力
電子回路接続 クリーニング
こちらは「フラワーアレンジメント」という競技種目。
とてもきれいなアレンジです。
障害を抱えていることを忘れさせるほどの卓越した素晴らしい技術の数々でした。
こういった大会に参加すると、とてもいい刺激になります。
アビリンピック会場では、競技のほかにも「就職ブース」などがあり、たくさんの人でにぎわっていました。
会場では、ダンスなどのイベントも催されていました。
会場の外の特設ブースでは、障害者の方が日ごろの成果を発揮する、ドリンクサービスを無料で行っていたり、地元の特産品の販売が行われていました。
障害者にも開かれた未来があることや、目標へ向けた努力の大切さ、健常者と同じように、障害者にも就職の面でたくさんのチャンスがあることなど、多くの気づきを得られる貴重な時間でした。
来年のアビリンピックに向けて、新たな目標を持ちつつ、日々の業務にもさらに力を入れていきたいものです。