出張録音サービスで困ったこと
11月某日、国土交通省四国整備局様からの依頼により、高知市のかるぽーとで開催された某会議の音声録音に行ってきました。
現場に到着後、関係者とミーティングを行った後、会議場の2階にある副調整室に入り、録音機材の設定を行いました。この会議場は録音装置の操作は会議室の使用料に含まれないため、弊社のスタッフが現場で操作を行います。
別のスタッフは、副調整室のモニターから出席者の氏名と声を確認し、会議が始まったら発言内容の話し始めをメモして、テープ起こしに関係する附加情報の収集を行います。
会議場内にも複数のICレコーダーを設置し、副調整室内の録音機材のまさかの事態に備えバックアップ録音を行います。
通常のテープ起こし作業は、録音された音声テープをもらって作業を行うのですが、弊社ではこういった出張録音サービスも行っています。
会議の運営が始めての担当者でも、安心して任せていただけるよう、できるだけのサポートをさせていただいております。
今回ような会場での録音作業とテープ起こし作業で難しいのは、ホールのような大きな会議場では、マイクを通した音声しか録音できないことです。会場内に設置したICレコーダーもマイクを通した音声しか拾ってくれません。出席者全員がピンマイクでもつけていてくれればいいのですが、発言者が挙手をしてマイク係がマイクを手渡してから話し出すのがほとんどです。
マイクを通さずに話す方がいると、隣の方には聞こえるでしょうが、数メートル離れるとほとんど聞こえないのです。
事前のミーティングで司会の方には注意事項を申し上げ、会議中も何度か注意喚起を行っていただきましたが、議事が白熱するとマイクの到着を待たずに発言するケースが増えてきます。
これがまたテープをお越す時になって、大変な時間と労力を要求されるのです。
マスター音声やバックアップ音声を聞き比べ、どれか1台でも音声を拾ってないか探し出し、それでも全く聞こえない場合は、あきらめがつくのですが、少しばかり拾っているのがあると、何とか文章にしようと頑張ります。
これが結構大変なんです。お願いですからマイクを通して話してください…。
でも、今回の作業を通して、スタッフは大きな自信となりました。