詐欺メール

私のプライベートアドレスに毎日数百通の出会えない系サイトやら詐欺師やらからの迷惑メールが届きます。ネットショップを利用する際も、メールマガジンはすべて拒否しているんですが、身に覚えのないところからのメールマガジンも届きます。

迷惑メールフィルターを掛けているので、通過してくるのは新規のものに限りますが、それでも日に何通かがフィルタをくぐり抜けて届きます。
どこで個人情報が漏れたのか判りませんが…。

商品紹介のダイレクトメールならまだいいんですが、特にひどいなと思うのは、詐欺メールです。
あきらかに怪しい詐欺メール。何十万通も不特定多数の人に送りつけているらしいんですが、1週間に1人くらいは騙されちゃう人がいるそうです。

最近は手口も多様化してます。

お金を差し上げますだとか、付き合ってくださいだとか、懸賞に当たりましただとか。
メールの内容を読むと、どこかのサイトに誘導するようになっていて、しかも配信停止したい場合はココをクリックなんてあります。
しかも文章中には変な日本語表記や誤字が多いんですね。これって誰が書いてるんでしょうか。
今朝だけでお金を差し上げますメールが迷惑フィルタをくぐり抜けて十件ほど来ました。合計で言うと数億円くらいになります。

在宅ワークの詐欺メールも非常に多いですね。
これは主婦層に被害者が続出しているそうです。
常識で考えれば、月に数十万円も在宅で稼げるわけないんですが、ついつい騙されてしまうんでしょうね。

我々はデータエントリの仕事を官公庁や企業から受けて行なっています。
数十年前は1文字1円という時代もありましたが、今の平均単価は1文字0.2円~0.5円です。
1時間で入力できる文字数は、速い人で3,000文字程度ですから、時給に換算すると600円~1,500円です。
平均は2,500文字程度で、弊社の場合は2,000文字程度です。
1万円稼ぐには20,000文字~50,000文字入力しなくてはいけませんから、入力の速い人で7時間~16時間はかかることになります。これに校正の時間も必要ですし、弊社の場合はパラルエントリですから、実際の作業時間はもっと掛かります。
それを1時間で数万円稼げるというのは怪しい怪しい。

よくよく文章を読んでみると、仕事の仲介料が発生するだとか、最初にマニュアルを買わないといけないだとか、こういった内容のことが書いてあります。しかも払った以上の収入があるから絶対損はしないので大丈夫とも書いていますが、テレワークで収入を保証する契約書なんて普通は存在しませんから。

他にもこんなのがありました。
ずっと以前に、知人のパソコンに息子さんの名前で請求書メールが届いて、「あなたは少額訴訟の被告人になりましたので、言い分があるなら指定日に○○裁判所に出頭してください。○月○日までに未払金の全額を支払っていただければ訴状は取下げます。」といった内容です。
奥様がビックリして指定口座にお金を振り込んだそうですが、これも悪質な架空請求詐欺です。
しかも「少額訴訟制度」を利用していますから、かなり悪質です。無視すると、本当に少額訴訟を起こされて、裁判所から「口頭弁論期日呼出及び答弁書催告状」という書面が届きます。これを無視すると敗訴となり、敗訴した時点で法律的に支払い義務が生じますから、架空請求が本当の請求に変わります。怖いですね。

皆さんも絶対に騙されないでくださいね。


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