台風時期、旅の計画は慎重に

この休日は家族で静岡へ行っていました。

事前の気象情報では、今回の台風17号は、山間部の大雨に気をつけるようにということでした。

以前、山間部の高速道路で土砂災害による通行止めと、強風による瀬戸大橋、明石海峡大橋、鳴門大橋などの通行止めにより、大幅な迂回を余儀なくされたことがあります。
今回も台風接近中で、台風の進路と気象注警報を見ながら、瀬戸大橋は何とか渡れそうだなと。まぁ。大丈夫か。

通行が危ぶまれる区間は早めに通過したいという思いから、名神と新名神へと分岐する豊田JCTの手前の電光掲示板で、大阪まで名神180分、新名神160分という表示があり、「名神は渋滞中か…、これは、渋滞回避の案内なんだろうな」と、迷うことなく新名神へと向かう伊勢湾岸道路へ入りました。
確かに大雨ですが、それほど強風が吹いているといった感じではないので、湾岸線で大雨規制はないよねという思いがありました。

東名阪自動車道に入り、御在所SAを過ぎたあたりの電光掲示板で、亀山JCTから草津方面通行止めの文字が・・・。
亀山JCTから鈴鹿峠はヤバイかも…。

でも台風の上陸には、まだ、だいぶ時間があると思うけど…
何かの間違い?
と思いながらも、恐る恐る先に進むと、案の定、新名神には入れず、亀山ICでおろされました。

こんなときは、道路に詳しい高速バスの後ろについて行くのが安全と言う妻のアドバイスに従い、迷うことなくバスの後ろをついて行きました。
しかしバスは、国道1号線ではなく、別の道を進み、行き着いた場所はドライブインへでした。(トイレ休憩だったのね・・・)

ガソリンメータはもうすぐエンプティ。もともと土山SAで給油を予定していたので、隣にあったスタンドでガソリンを給油し、店員さんに道路情報を聞きました。

新名神は、全面通行止め、我々が降りた直後に、東名阪自動車道も通行止め、伊勢湾岸道路も通行止めとのこと。

選択肢は国道1号線を使って、東名高速に出るしかないと教えてもらい、県道北上したのですが、途中の道路が1mほど冠水していて、消防の人が通行できないと静止しています。

大型のトラックはUターンして、来た道を引き返しています。
どうしようか迷っていると、地元の人でしょうか、田んぼのあぜ道のような脇道に入ったので、後をついて行きました。

幅員は結構あったんですが、途中の踏切の鉄柵が普通車の車幅いっぱい。
乗用車ならばミラーを倒してようやく通れる広さ。
ワンボックスカーでは、ミラーがちょうど鉄柵の上に出る感じで、それでも指三本分くらいの隙間が両サイドにある程度です。

車に傷をつけそうで、前に進むのを躊躇したのですが、後ろは車が数珠繋ぎで、これは前に進むしかありません。車に傷をつけないよう慎重に進めると、踏切を越えたところの木が折れて垂れ下がり、車のボンネットから上を、枝で「ガリガリ」。

ようやく国道1号線にでて、大阪方面に車を進めるのですが、いたる所が冠水していて、とてもやばい状況です。

しばらく走っていると、目に飛び込む「国道1号線、鈴鹿峠通行止め」の電光表示。

まいった!
こんなところで、足止めか?
車を止めて、がっくりしていると、隣で妻が、「1時間雨量180mmで通行止め、現在165mmってでてるけど」
なに?
まだ通行止めではない?
それじゃ、通行止めになる前に、早くここを脱出しよう!

対向車線では結構車が走っているし、まだ大丈夫そうだよね。
ということで、急いで車を進めました。

水口まできて、NHKニュースを聞くと、国道1号線通行止めのアナウンスが・・・。
間一髪間に合ったか?

なんとか、栗東ICから名神高速に乗り、帰路につくことができました。
やれやれ。

ものすごい渋滞を予想していたんですが、名神高速、中国自動車道、山陽自動車道、四国内の高速は順調に流れていて、その日のうちに帰ることができました。

ラジオのニュースは大事ですね。
それと「高規格道路は隣接する一般国道より先に通行止めになることはない」という思い込みは訂正しなければいけませんね。

今回は、なんとか帰ることができましたが、タイミング悪ければ、危険な場所で台風の通過を待つか、近くのホテルで一泊しなければいけません。
台風時期は旅行計画を慎重にしなければいけませんね。


このページのTOPへ

カテゴリー: ブログ, 社長のつぶやき  

トップページ